· 7 min read
なぜCalenn(カレン)には「カレンダーの色変更機能」がないのか
カレンダーの色設定は便利に見えて、実は「挙動の違い」や「見た目の不一致」「配色の調和崩れ」といった問題を生みやすい機能でもあります。Calenn(カレン)が各カレンダーの色変更をあえて搭載しない理由と、代わりに“全体の調和を保ったまま”雰囲気を変えられるカラースタイル機能について解説します。

iOS向けのカレンダーアプリの多くには、「各カレンダーごとに色を設定できる機能」が搭載されています。
例えば、AppleカレンダーやGoogleカレンダー連携を前提とした多くのアプリでは、この機能はごく当たり前のものとして存在しています。
しかし Calenn(カレン) には、あえてこの機能を搭載していません。
それはなぜなのでしょうか。
カレンダーの色設定には、2種類の挙動がある
他のカレンダーアプリを見てみると、各カレンダーの色設定には、大きく分けて次の2種類の挙動があります。
アプリ内だけで色を変更するタイプ
アプリ上の見た目だけが変わり、連携元(AppleカレンダーやGoogleカレンダー)の色設定は変更されません。連携元の色設定も変更するタイプ
アプリで色を変更すると、AppleカレンダーやGoogleカレンダー側の色設定も同時に変更されます。
一見すると、どちらも便利そうに見えます。
しかし、ここにいくつかの問題が潜んでいます。
問題1:挙動が分かりにくく、混乱を生む
多くの場合、そのアプリがどちらの挙動なのかは、実際に使ってみないと分かりません。
- 「このアプリ内だけで変えたつもりだったのに、標準カレンダーの色まで変わってしまった」
- 「別の端末で見たら、色の印象がまったく違う」
こうした体験は、少なからず混乱を生みます。
そもそも、2種類の実装が存在するということは、
ユーザーが期待する挙動が一意に定まっていないということでもあります。
- アプリ内だけで変わってほしい人
- すべての環境で統一されてほしい人
どちらの期待も一定数存在する以上、どちらか一方を選べば、もう一方のユーザー体験は必ず損なわれます。
そのため、アプリ側でカレンダーの色変更機能を持つこと自体が、構造的な問題をはらんでいるのです。
問題2:見た目の一貫性が失われる
アプリ内だけで色を変更する場合、
スマートフォン上のアプリと、PCのブラウザや標準カレンダーアプリで見たときの印象が異なります。
これは、利用環境によって体験が分断されることを意味します。
カレンダーは「予定を俯瞰して把握する」ための道具です。
その見た目が環境ごとに変わるのは、一貫性という観点から望ましいとは言えません。
問題3:色の調和が崩れやすい
一方、連携元の色設定まで変更するタイプにも問題があります。
AppleカレンダーやGoogleカレンダーには、あらかじめ調和の取れたカラーパレットが用意されています。
そこから選ぶだけで、全体の色彩バランスが自然に整うよう設計されています。
しかし、アプリ独自の色指定でそれを書き換えてしまうと、
- 標準アプリの世界観と合わない色になる
- 複数のカレンダーをバランスよく配色するのが難しい
といったことが起こりがちです。
実際、複数のカレンダーの色を「調和を保ったまま」変更するには、ある程度のセンスが求められます。
それをユーザーに委ねるよりも、標準カレンダーが用意したパレットに任せた方が合理的だと考えています。
まとめ:だからCalennには色変更機能がない
以上の理由から、Calenn(カレン)には
各カレンダーの色を直接変更する機能を搭載していません。
もしカレンダー自体の色を変えたい場合は、
AppleカレンダーやGoogleカレンダーといった標準アプリ側で設定するのが最も安全で、一貫性のある方法です。
それでも、気分を変えたいときは?
とはいえ、「今日は少し雰囲気を変えたい」と感じることもあるかもしれません。
そんなときに使ってほしいのが、Calennのカラースタイル機能です。
カラースタイル機能は、
- 各カレンダーの色味そのものは変えず
- 全体のトーンや雰囲気だけを調整する
というアプローチを取っています。
例えば、
- ペール:全体的にやさしく、淡い印象
- ビビッド:色のコントラストがはっきりし、メリハリのある印象
といったように、調和と一貫性を保ったまま、見た目の印象を切り替えることができます。
カレンダーは、毎日何度も目にするものだからこそ、
迷わず、崩れず、安心して使えることが大切です。
ぜひ一度、Calennのカラースタイル機能を試してみてください。